訪問看護への転職!後悔しない職場の選び方のポイント5選

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悩めるナース

そろそろ病棟の夜勤が堪えるようになってきた…
訪問看護への転職も視野に入れてるけど
勤務形態や仕事内容はどうなっているの?
どんな職場を選んだらいいのかな?
実際に働いている人の声が聞きたいな。

こんにちは、ひるね(@hirunenurse)です。

最近上記のような質問をいただきました。
在宅実習はあるとはいえ、病棟実習よりも現場に出る時間数も少ないですし
正直訪問看護師の勤務形態がわからないですよね。

夜間帯の緊急対応はどうしてるの?
土日休みって本当?

職場選びの際に気をつけるポイントは?

こうした疑問を抱いている方のために
今回は訪問看護師の仕事内容や勤務形態について解説します。

この記事の内容

・訪問看護の仕事内容の紹介
・訪問看護の勤務形態について解説
・事業所選びのポイントを力説!

目次

【前提】訪問看護師の仕事内容とは?

訪問看護師の仕事内容は療養上の世話に加えて在宅環境の整備や家族・本人への指導が中心となります。
病棟看護師よりも環境へのアセスメントが重要になってきます。


・看護師やそのほかサービス介入の頻度は適切か?
・患者の生活リズムを脅かしていないか?
・療養環境として適切な福祉用具が揃っているか?
・家族の協力が得られるか?
・本人や家族は在宅療養に十分な知識や技術を持っているか?

上記のようなポイントでアセスメントをする機会が多々あります。
訪問看護師の仕事内容を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にください。
▶︎訪問看護師の仕事内容とは?【向いている人の特徴も併せて解説】

訪問看護師の勤務体系は?

訪問看護師の勤務形態について説明します。

日勤勤務がキホン【夜勤はないが待機はある】

訪問看護師は基本的に日勤業務になります。
2交代、3交代での勤務はありません。

代わりに夜間や休日の待機当番【オンコール】体制をとっている事業所が多いです。

オンコール|緊急携帯を各個人が自宅に持ち帰り、電話待機を行う。患者や家族から入電があった場合に電話相談や必要時訪問し対応を行う。

正社員は全員待機当番必須としている事業所や希望制とする事業所のほか
オンコール制度自体を行なっていない事業所もあり、職場によって条件は異なります。

ひるね

私の会社は希望制ですが希望制のステーションは珍しいかもしれません。
精神科特化方の訪問看護ステーションはオンコールをやっていないところも多いようですね。
オンコールは手当や待機の仕方、当番の頻度など事業所によって大きく異なるところです。
転職する際にはしっかりと情報収集をしておくことをお勧めします。

公休日【シフト制と定休制がある】

土日祝日は公休と定めている事業所と365日シフト制としている事業所とあります。

とはいえ患者さんには土日も関係ないので
公休にしている事業所も土日祝日は交代制で出勤が必要という場所が多いようです。

公休日に出勤した場合は手当がつくのか?
代休になるのか?

上記は会社によるので入職前に下調べしておきましょう。

ひるね

私の勤め先は交代制で休日出勤があります。
現状は土日祝日の訪問件数は少ないので、代休を取るまでもない、というところ。
頻度も少ないのでそこまで苦になりませんが、
増えるようなら休みが確保されているシフト制の方がいいのかな?と悩み中です。

看護方式【チーム制と受け持ち制がある】

担当患者をどのように受け持つかは事業所次第です。
主に
・小チームの中で交代で受け持つチームナーシング制
・毎週同じ人が訪問する担当制

の2つがあります。
メリットとデメリットはこちら。

チーム制のメリット
担当制のメリット
  • 看護の質を一定に保つことができる
  • 他の看護師の技量や知識を知ることで成長できる
  • 依存的関わりになることを予防できる
  • 普段から情報共有しているため、休暇や退職時の引き継ぎの際に対応しやすい
  • 他の目が入るためインシデントやアクシデント発生の予防になる
  • 継続して経過を見る事ができる
  • 必要なケア内容を早く覚える事ができる
  • 信頼関係の構築がしやすい
  • 責任の所在が明確
  • 慣れている環境に訪問するため精神的に楽
  • 毎週同じルートで訪問するためスケジューリングが容易
チーム制のデメリット
担当制のデメリット
  • 責任の所在が不明確
  • 患者との関係構築が難しい
  • 毎週のスケジューリングが大変
  • ケアの統一がし難い
  • 看担当看護師によって看護の質に偏りが発生する
  • 依存的関わりになってしまう事がある
  • 休暇を取る際や退職時の引き継ぎが大変
ひるね

どちらが良いかは個人によるところが大きいと思います。
経験が浅い方や育児中の方はチーム制の方がフォロー体制が整っているので良いでしょう。
チーム制は十分な人材の確保が必要であるため
小さな事業所は担当制をとっているところがほとんどと思われます。

教育体制【体制が整っていないケースあり】

訪問看護事業所の中で独自の教育体制が整っているところは少ないです。
とはいえ近年では新卒から訪看へという動きも活発になってきました!
その流れで教育体制や研修制度の充実を図る事業所も増えています。

訪問看護での教育制度には以下のようなものがあります。

  • 同行訪問によるシャドーイング
  • 技術や目標到達度合いチェック表などを用いた独自の教育体制
  • 看護協会や外部研修への参加
  • 事業所内での勉強会の開催

しかし総合病院と比較するとまだまだ教育体制は不十分な印象です。
訪問看護に転職する場合は自分から率先して学ぶスタンスが必要と言えます。

ひるね

経験が浅い、ブランクがあるという方は看護師配置の多い教育に力を入れている事業所を選んだ方が良いですよ。

レセプト業務や営業業務が発生する場合あり

病院では足りている時は医療事務さん達が全てのレセプト業務を行ってくれていたと思います。
訪問看護は人員の関係で看護師がレセプトや事務作業を行うという事業所も少なくありません

レセプト業務|レセプトとは診療明細書のこと。介護保険や医療保険制度から看護報酬を算定し請求する業務。



また居宅事業所(ケアマネジャーが在籍しケアプランの作成を受け持つ事業所)に営業として挨拶回りを行うこともしばしば。

看護ケア以外の業務も多々発生することは決めに銘じておきましょう。

ひるね

自分の看護がお金で換算するとどのくらいの価値になるのかを知るという意味ではレセプト業務は非常に新鮮でした!
とはいえ事務職員が十分な人数がいる事業所の方が、看護業務に集中できますし残業も少ない傾向にあります。
事業所を選ぶ際には看護師配置だけでなく事務員の人数も把握しておきましょう。

事業所を選ぶときはどこに注目したら良い?

訪問看護師の勤務形態についてまとめてきました。

迷えるナース

で結局事業所選びは何を見たらいいのかな?

というわけで勤務形態を踏まえて事業所選びのポイントを整理します。

事業所選びのポイントはこれだ!

  • 待機当番の頻度と出動回数
  • シフト制か固定休みか
  • 教育体制・研修制度
  • 看護方式
  • レセプトや事務業務などのケア以外の業務量

というわけで順番に見ていきましょう!

❶待機当番の頻度と出動回数

・オンコール当番が月に何度あるのか?
・そのうちどれくらいの頻度で出動が発生しているのか?

この2点はしっかり把握しておきましょう。
オンコールの頻度が多すぎたり、出動頻度が高すぎたりすると働き続けるのが大変です。
基本は看護師配置人数が多い事業所の方が待機回数は少ない傾向があります。

オンコールの負担を減らしたい人は
・看護師の人数の多い事業所
・オンコールは希望制という事業所
・オンコールをそもそもやっていない事業所

を選ぶと良いです。

❷シフト制か固定休みか

土日祝日休みなのかシフト制なのか、そして公休日数は確認しておきましょう。
休日出勤の有無や年末年始などの連休の勤務体制についても確認しておくと良いですよ。

療養生活にお休みはありません。
患者さんの体調が悪い時(急変した時)などは休みでも出勤が必要になるケースが多いです。
こうした場合にどのような体制をとっているかは事前に確認しておくとミスマッチを防げます。

❸教育体制・研修制度

どのような教育体制になっているかは見ておきましょう。
入職してすぐに訪問回って!と言われても困りますよね。

・教育を受けるのに十分な研修期間があるか?
・人を育てるだけの余力がある事業所なのか?


上記の2点も踏まえて事前にチェックしておくと良いですよ。

❹看護方式

看護方式は休みの取りやすさにも密接に関わってきますので事前に確認しておきましょう。
一般にチームナーシングの方が受持性よりも休みが取りやすい傾向にあります。

・経験が浅い
・ブランクあり
・乳幼児の子育て中

以上の条件に当てはまる方はチームナーシング制の事業所の方が働きやすいかもしれません。

❺レセプトや事務業務などのケア以外の業務量

事務員が少ないと看護ケア以外の業務負担が増えてしまいます。
事務業務をケア時間の合間にやろうと思うと結構な労力が必要です。

残業の多さにも直結しますので
看護以外の仕事がどの程度あるのかは事前に聞いておくとよいかもしれません。

一番は十分な事務の人員配置があり看護に専念できる環境であること!
できるだけ事務配置の多い事業所を選びましょう。

訪問看護への転職で失敗しないために

訪問看護は病棟と勤務体系がかなり異なるので
はじめて転職するという方はドキドキですよね。

私も初めての転職では失敗し(笑)
2度目の転職はかなり恐怖しながら活動していました。
苦い思い出です(笑)

転職で失敗しないためには以下のコツが必要です。

  • 余裕を持ったスケジュールで転職活動をする
  • 次の職場選びで優先する条件を決めておく
  • 誰かに相談する

私の実体験とコツについて詳しく知りたい方はこちら。
▶︎看護師の転職活動【失敗しないためにすぐできる3つのコツ】

自分の希望の訪問看護事業所が見つからない人は

なかなか希望通りの事業所が見つからない!
情報収集の仕方がわからない!

という方は以下のような方法を試してみてください。

・SNSで情報収集をする
・看護師転職サイトに相談する

SNSで情報収集をする

近年InstagramやTwitterで事業所の情報を発信する訪問看護ステーションが増えてきました!
求人誌やHPだけでは分からない職場内の雰囲気が掴めますよ。
ダイレクトメッセージやコメント欄から質問を送ることも可能です。

SNSでぜひ職場の情報収集にトライしてください♪

看護師転職サイトに相談する

時間がない人や一人で転職活動するのが不安だという人にはおすすめの方法。

転職サイトに登録(無料)するとプロの担当アドバイザーがあなたの希望条件にあう求人を紹介してくれます。
また職場の内部情報や条件交渉、履歴書の添削などの嬉しいサービスも。

ただし中には勧誘がしつこいサイトもあるので注意が必要です。
転職サイトについて知りたい方はこちら。
▶︎看護師の転職サイトを比較【この3社に登録すれば間違いなし】

まとめ|勤務形態を知ってミスマッチのない事業所選びをしよう

ということで訪問看護の勤務形態と事業所選びのポイントについて解説しました!

転職してからミスマッチに気づくのは嫌ですよね。
訪問看護に挑戦してみたい!
と考えている方はぜひこの記事を参考に事業所選びをしてみてくださいね。

では!

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この記事を書いた人

急性期外科病棟を1年で退職し転職も失敗/派遣ナースを経て現訪問看護師/ 病棟外のナースキャリアについて提唱したい/夢はナース×ブロガー/ 「看護学校受験」「看護学生向けのお役立ち情報」「若手ナースの転職」「訪問看護師の働き方」について情報発信しています。

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